今日は終日、仕事場で作業。ゆえにランチは近場で済ますことに。パッと頭に浮かんだのは……。さて、問題です。↑これはどの店のラーメンでしょう?写真は醤油だが、ここは塩が有名。これが大ヒント。
おそらく、名古屋の人ならラーメン通でなくてもわかると思う。そう、『如水』である。本店は名古屋市東区徳川町にあり、私が訪れたのは北名古屋市の国道22号線沿いにある西春店。
本店の創業は20年以上前。名古屋のラーメンブームを牽引してきたレジェンドである。美味しいと聞いて何回も食べに行ったし、『おとなの週末』の取材でもお世話になった。たしか山本益博さんが推す店として紹介したと思う。
今はかなり増えてきたが、ここは創業当初から化学調味料不使用、つまり無化調。しかも、卓上にはコショウなどの調味料は1つも置いていない。店主のつくり上げた味をそのまま楽しんでほしいという思いが伝わってくる。
具材もバラ肉のチャーシューとメンマのみと超シンプル(写真の煮玉子はトッピング)。ネギは頼めば別皿で用意してくれるが、デフォルトはネギものっていない。おそらく、味の邪魔をすると考えてのことだろう。
今日食べに行ったとき、隣のサラリーマン3人組が揃って「名古屋まぜそば」を食べていて、辛味が足りなかったのか
「すみません。ラー油ってありますか?」とカウンター越しにラー油をリクエストしていた。店長と思われる方は
「ラー油よりも一味の方が合うと思いますよ」と一味を手渡していた。その姿勢にも店のこだわりを感じた。
「いや、ラー油をくれ」とか「なぜコショウがないんだ」という客もいたと思う。しかし、置いていないものを出せというのはルール違反だと私は思う。嫌なら来なきゃよいのだ。
『如水』に限らず、ルールに従わない客は一定数いる。彼らは友人や知り合いに店の悪口を言ったり、SNSなどにアンチコメントを投稿したりするかもしれない。しかし、人気店として君臨しているのは、アンチを上回る力を持っていて、アンチを上回るファンもいるということである。
私にもアンチは沢山いると思う。好き勝手に書いているし。私も『如水』のようにブレず、媚びず、オノレを貫き通していきたい。