永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

プレゼントとしての「メイク&フォト」。

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昨日は、愛知県一宮市の『カフェ メールネージュ』にて、「メイク&フォト」イベントを開催した。↑写真は、オーナーの“ゆかりん”こと遠藤由香里さん。目ヂカラがハンパない。あ、もちろん、ブログに掲載する許可はいただいています。

メイク担当の山村えり子さんが提唱するメイク法は、「マイナス7歳若見えメイク」だが、この写真は、「若い」とか「老けている」という概念では語れない。モデルである彼女と撮り手である私の「スイッチ」が入り、2人で作り上げた「作品」だ。

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彼女はシンガーでもあり、今回の撮影はライブのフライヤーに使う写真を撮影してほしいとリクエスト。ゆえに、通常のプロフィール写真の撮影ではやらないライティングやポーズに挑戦してみた。

彼女の音楽仲間たちも大勢来てくださって、同じようにカッコよく撮影した。きっと、満足していただけたと思う。

今回もさまざまなドラマがあった。印象に残っているのは、「メイク&フォト」イベントに参加したことのある方が80際になるお母様を撮ってほしいと連れてきてくださったことだ。

そのお母様はもともと年齢よりも若く見えたが、メイクが進むに連れて、とても表情が豊かになっていった。メイクが仕上がり、カメラの前にたったその様はまるで大物女優。気品と風格も感じた。

撮りはじめたときは表情に恥ずかしさがあったものの、撮っているうちに「スイッチ」が入った。どんどん表情が柔らかくなり、自然な笑顔も見せてくださり、すかさずシャッターを切りまくった。

出来上がった写真を見せると、大変喜んでくださった。ご本人以上に、連れてきた方も喜んでいただいた。

また、先月に三洋堂書店新開橋店で開催された「メイク&フォト」イベントでは、受付を手伝ってくださった三洋堂書店の社員の方が、お世話になった方の定年退職のお祝いとして「メイク&フォト」への参加をプレゼントした。

いろんな想いがこみ上げてきたのだろう。その方は撮影後に涙を流していた。写真を見るたびにこの日のことを思い出すだろう。

そこでつくづく思った。「メイク&フォト」イベントにおける写真は結果にすぎず、その醍醐味は「体験すること」である、と。

私の母もそうだった。お年を召されると、あまり外出しなくなり、どうしても刺激の少ない日々を送りがちになる。最悪の場合、認知症を発症しかねない。すでに発症している場合はさらに進行してしまう。

「メイク&フォト」は、身体に負担をかけず、心に大きな刺激を与えるのは間違いない。お母様やお世話になった方へのプレゼントとしての「メイク&フォト」もアリだと思う。

次回は、12月11日(金)と12日(土)の2日間にわたって三洋堂書店新開橋店にて開催される。皆様、是非ご参加ください!

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『カフェ メールネージュ』の「メイク&フォト」イベント終了後は、岐阜県笠松町にある人気のうどん店『角浅』で打ち上げ。と言っても、車なのでノンアルだったけどね。私が注文したのは、前から気になっていた「天丼(天とじ丼)とうどん」。

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それと、『角浅』で忘れてはならないのは、「若鳥竜田揚げ」。これがもう、めちゃくちゃ旨いのである。卓上にある山椒と七味、胡椒で味変をしながら堪能した。次回はこれをオン・ザ・ライスで喰う(笑)。