永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

今回で終了。

浜名湖への出張から帰宅。

3、4年続いた浜名湖の会員制リゾートホテルでの撮影は、今回で終了となった。何でも、広報のコンサルを入れるらしく、会報誌の制作もコンサルのブレーンであるデザイナーやカメラマン、ライターに発注することになったらしい。

正直、残念という気持ちは少ない。それよりも次に撮影を担当するカメラマンのことを心配してしまう。

この撮影では毎回、丸山にアシスタントを頼んでいるが、彼は私より技術も経験もあるベテランのカメラマンである。つまり、この撮影は1カメ+1アシではなく、2カメで臨んでいるのだ。

丸山が照明を組んで、私が撮影するという分業がしっかりとできているからクライアントが求めるクオリティとカット数、そして指定した時間内に、ときにはそれよりも早く終わることができるのである。

が、カメラマンが1人で、アシスタントが経験の少ない駆け出しだったら……。考えるだけで不安になる。まぁ、私には関係ないけど頑張ってほしい。

写真は今どきのスマホだったらキレイに撮ることができる。単焦点レンズを付けたエントリーモデルのデジタル一眼やミラーレスを買ったばかりの素人さんでもソコソコ撮ることができる。

しかし、それでお金をいただくには、写真の上手な素人さんが二周回遅れになるくらいの写真を撮らねばならない。そのためには知識や経験だけではなく、素人には手が出せない高価なプロユースの機材も必要になってくる。

プロが高い機材を買うのは、見栄や趣味でも何でもなく、それがさらにお金を生み出すからだ。

丸山ーっ!お疲れ様でした。これまで助けてくれてありがとうね。明日の変態焼肉忘年会は、浜名湖撮影の打ち上げも同時開催だねー。旨い肉を腹いっぱい食べような!