永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

料理撮影は楽しい。

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5年ほど前、ある鳥料理店からおせち料理と鍋料理を撮影するお仕事をいただいた。きっかけは『おとなの週末』だったか名古屋商工会議所の会報誌だったのかよく覚えていない。いずれにしても取材が縁となった。

後にも先にもオファーは1回こっきりだった。写真にも好みがあるから、私が撮影した写真が気に入らなかったのかもしれない。そう思っていた。

ところが、先週のこと。かなり久しぶりにお仕事の依頼をいただいた。かなり急いでいるようで、昨日の昼に撮影することとなった。

トップ画像のようなコース料理の集合写真と、それぞれ単品でも撮影した。それと、厨房での調理風景やスタッフの和気藹々とした姿も。その一部が↓こちら。あ、もちろん、許可を得てブログに掲載しているのでご心配なく。

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そういえば、写真を何に使用するのか聞いていなかった。現場で尋ねると、クラウドファンディングのサイトに載せる写真とのこと。

このコロナ禍で経営が立ち行かなくなったのか!?だとしたら、撮影料を請求しにくいぢゃないか(笑)!と思ったが、そうではなかった。

なんと、この時期に東京へ進出するというのだ。限定のコースなどをweb上で販売して店の存在を認知してもらうのがクラファンの目的だという。

クラファンに使用する写真を撮影したのは、実は2回目。これも時代の流れなのか。

料理撮影のお仕事をいただくのは、店のオープンやリニューアル、周年などのタイミング。いわば、店が何かしらの転機を迎えるときである。それは七五三や入学式、卒業式、成人式、結婚式など人生の節目に人々が写真館に足を運ぶのと似ている。

店が刻む歴史の中に自分の写真が使われるのは本当にやりがいを感じる。この仕事をしていてよかったと思う。

クラファンのサイトが公開されたらここブログでも告知します。お楽しみに!