ずっと行きたいと思っていた高級焼肉店へ取材に行った。
帰り際、撮影した土鍋炊きのご飯を持たせてくれた。
それはただのご飯ではない。
肉でとっただしで炊き上げた御飯の上にサイコロ状にカットしたブランド牛のフィレステーキがどーんとのる超豪華なメニューだ。
今夜の夕飯にしよう！と思ったが、肉好きの次男に食べさせたくなり、メッセージを送ると、「夕食としていただきます」と返事があった。
本物を知るということは、とても大切なことであり、それは若いときの方がよい。
私も母が美味しい料理を作ってくれたり、美味しい店へ連れて行ってくれたからこそ、今の自分があると思っている。
土鍋炊きステーキご飯は、これまた豪華な容器に入っていた。
「耐熱容器ですので、レンチンしても大丈夫です。ただ、温めすぎると肉の美味しさを損ねてしまうので、ほどほどにしてください」と、店のご主人に言われた。
レンチンする前に、ひと口だけ試食することにした。
スプーンでご飯と肉を2、3個よそって、口の中へ……。
なっ、何じゃこりゃぁぁぁ！まだ温めてもいないのに、肉があっという間に繊維状になって崩れていくではないか！肉の旨みが染み込んだご飯もめちゃウマ！
しかも、飲み込んでからもずっと味の余韻が続いている。さすがはブランド牛だ。
何だか、次男に食べさせるのが惜しくなってきた（笑）。
いや、ほら、次男はまだ若いし、これから旨いものを食べる機会もあらぁな。って、さっきまでと言ってることがちがーう（笑）。
でも、食べさせましたよ。ええ、そりゃもう大喜びでしたよ。書かなかったが、私は高級焼肉店で特撰ハラミを試食させてもらったのだ。
でも、美味しかったなぁ、土鍋炊きステーキご飯。って、なんと私はケツの穴の小さい男なんだ。
